明星高校の生徒様が一週間のインド海外研修・ホームステイに挑戦!

2023年12月、大阪明星学園 明星高等学校の1〜2年生の生徒様がインドへのスタディツアーに参加されました。

滞在中はインドの名門私立学校でのアクティビティに参加した他、インド人生徒の家庭でのホームステイやタージマハル等の世界遺産への訪問、インド工科大学(IIT)や現地企業への訪問等、充実した日々を過ごされました。

 

大阪明星学園様は、創立125周年の歴史を持つ歴史ある男子校です。様々なグローバル教育や短期留学のプログラムに力を入れて取り組まれています。その中で、新たな海外研修としてインドへのスタディツアーをご採用頂きました。

 

今回のスタディツアーは7泊8日の行程で、デリー首都圏にある名門私立校、The HDFC School, Gurgaonの生徒と交流を行いました。こちらの学校では、生徒は全科目を英語で学んでおり、全員流暢な英語を話します。インド滞在中、参加者はインド人生徒の家庭でホームステイをして過ごす形でした。

 

今回の参加者の中には海外渡航が初めての人もおり、参加前は英語や文化・性格の違いに不安や戸惑いを感じている人もいました。

そんな中でも、

「もともとそんなに綺麗じゃないイメージで、人も怖そうな人が多いなと思っていたが、関わっていくとどんどん話しかけてくれて、どんどん仲良くなっていけた」

という声があった通り、インド人生徒のフレンドリーな姿勢に刺激を受けて、身振り手振りも使ってコミュニケーションを取ったり、現地生徒のダンスに自ら加わって行ったりする様子が見られました。違いを受け入れて自分から積極的に関わっていった結果、ツアーの終わりには、英語力に関わらず全員が同年代のインド人に仲間として受け入れられていました。

 

安心安全が担保された「同年代のインド人との濃密な一週間」によって、内に眠っていた日本人の高校生の本来の積極性や意志の力が引っ張り出され、日本人も機会があればこんなにもたくましく変わることができるのだと、嬉しい変化を見せていただきました。

 

インドの名門学校でのアクティビティ

現地の学校では、到着時に生徒300人の前で英語での自己紹介を行いました。

初めてのインドという異国で、壇上から大勢の前で英語で自己紹介をするという日本では体験できないような機会にも全員が果敢に挑戦し、堂々と発表してくれました。

また、ヒンディー語のクラスやインドの国民的競技であるクリケットの試合など、様々なインドならではの授業も体験しました。

ある生徒はスポーツの授業で行ったインドの国民的競技であるクリケットでホームランを放ち、一躍ヒーローになるなど、すぐにインド人の生徒と打ち解けていました。

 

学校外でのアクティビティ(スタートアップ企業・日系企業・IITデリー校訪問、世界遺産見学)

今回のスタディツアーは、学校でのアクティビティだけではありません。インド人生徒と一緒に、学校外の様々な場所へ訪問しました。

いずれも、「今、インドでしかできない」体験の数々でした。

渡航前やインド到着時はおとなしい人が多く、質問が出るのか心配だった面がありましたが、実際にインド現地で貴重なお話を聞くと、日本人の参加者全員が英語で積極的に質問を投げかけていた変化に驚きました。

 

・インドで急成長しているスタートアップ企業2社への訪問

注目を集めているスタートアップ企業の経営者の方から、起業や企業を成長させていく上での考え方など、直接お話を聞く機会を頂きました。これから世界に展開していくであろうスタートアップ企業の方から、今の段階でお話を聞けた貴重な機会でした。

参加者からの質問の内容は幅広く、仕事や専門に関する質問から今後の生き方・考え方のような質問まで、多岐に渡っていました。

ある参加者の「学生時代にやっておくことは何ですか」という質問に対して、スタートアップの経営者の方から

「何かあったときに頼れる信頼できる仲間を増やすことが一番大事です。学力などのスキルよりも人間性が一番大事です。」

といった今後の鍵となるような貴重な話も多く聞くことができ、非常に実りのある時間となっていました。

 

・日本の高い技術力を武器にインドや世界へ展開されている大手日系企業への訪問

インドに駐在されている日本人の方から、グローバルに活躍するための心構えを伺うことができました。世界で活躍する日本企業や日本人の姿に驚き、質問が止まりませんでした。

 

・インド最難関の名門大学、「インド工科大学(IIT)」デリー校への訪問

教授からの科学実験を含めた英語での講義体験や、現役大学生との交流を行いました。

 

・世界遺産タージマハル等への訪問

「一度は見てみたかった」というタージマハルを目にして感動していました。また、道中のバスでもインド人生徒との交流で盛り上がっていました。

 

インド家庭でのホームステイ

今回はほとんどの日程で、インド人生徒の家庭でホームステイを行いました。

渡航前にはインドでの治安や衛生面に不安を感じていた参加者もいましたが、実際にホームステイを経験すると、

「全く心配なく暮らせた」、「日本より豪華な家だった」

など現地の生活水準の高さやおもてなしに驚いていました。

インドの家庭料理や生活を実際に体験しただけでなく、休日にはホストファミリーの方と一緒に出かけてラクダに乗ったり、ショッピングモールに出かけたりと、ホームステイ先の家族との交流を楽しんでいました。

ホストファミリーの方からも、「彼はもう家族のようで、帰国後家にいないのは寂しく感じる」という声が多くありました。ホームステイをして共に多くの時間を過ごしたからこそ、帰国後も将来にわたって続いていくような深い関係ができたようです。

 

最終日の様子

最終日には現地生徒と練習したダンスを生徒300名の前で全員が堂々と披露し、代表生徒からヒンディー語も交えたスピーチを行い、大きな拍手が送られていました。最後のメモリアルビデオでは感動に包まれ、多くの生徒が涙を流して抱擁し、別れを惜しんでいました。

 

日本とは異なる食事、言語、文化を受け入れるだけに留まらず、主体的に飛び込んで楽しむ姿勢を持ち続けた参加者の皆様は、一生もののインド人生徒との絆、学びを得ていました。

 

「今回の旅でインドが日本と同じくらい好きになった」とコメントしてくれた参加者もいましたが、これからもきっと参加者の皆さんにとってインドはずっと身近な存在であり続けるのだと思います。

SNSで気軽に連絡を取れる今の時代、帰国して場所は離れても、今回できた仲間やホストファミリーとの関係はこれから更に発展していくのだろうと楽しみです。

 

参加者の声

今回のスタディツアーでは、参加者全員から「参加して良かった」「もし二週間以上のスタディツアーであったとしても参加したい」という声を頂きました。

 

また、ある参加者は、

「以前参加したニュージーランドでの3ヶ月間の海外研修に匹敵するほど、濃密な一週間だった」

と話してくれました。

 

濃密な一週間を駆け抜けた生徒の皆様は

 

・生きる力や自信をつけ、自分の殻を破る。

・視野を広げ、グローバル社会を体感し、理解を深める。

・英語を用いて積極的に対話する。

 

これら3つの力の成長を実感し、インドがこれら3つの力を伸ばすのに最適な環境であると答えてくれました。そして、「後輩にも勧めたい」という声も皆様から頂いております。

 

 

また、事前事後の変化としても、以下のグラフのように、外国の物事への興味・関心、外国語学習意欲、異文化交流や自国・地域の発信意欲で、大きな向上が見られました。

 

 

今回、インド人が得意とする「オープンマインド」な姿勢に触れた日本人の高校生達は、日本での「いつもの距離感」を取り払い、自分自身がオープンマインドになってインド人の中に飛び込んで行っていました。その結果、インド人の同年代生徒やホストファミリーと強い絆を築くことができていました。

 

また、ツアー中、慣れない環境で少し体調を崩した方もいましたが、「限られた期間を最後まで楽しむために元気になる」と自分で強い意志を持ったおかげで幸い回復し、欠席することなく全日程に参加してくれていました。

 

インド人のオープンマインドな姿勢は、彼らがグローバルに活躍できる秘訣でもあります。日本人の男子高校生達が一週間で別人のようにたくましくなっていく姿を目の当たりにすることで、成長の過程でこのような機会や環境に飛び込む経験をすることが非常に重要だと改めて感じさせられました。

この環境と自分で自分を伸ばす体験こそが、本ツアーの魅力の一つといえるでしょう。

 

本スタディツアーの実施に関わってくださった明星高等学校・The HDFC School, Gurgaonの先生方、保護者の皆様、そして参加してくださった生徒の皆様に深く御礼申し上げます。

 

 

インドスタディーツアーにご興味がある方は

SHIN EDUPOWER株式会社では、インドトップクラスの学校との交流に加え、現地での様々な経験ができるスタディツアーをコーディネートしております。弊社が持つ現地でのネットワークを活かして、他ではできない経験を通して大きく成長していただくことが可能です。お気軽にお問い合わせください。

 

Last Updated on 2024-01-11