山脇学園中学校様にて、英語4技能とICTを駆使したインドとの協働に「英語チャレンジクラス」84人が挑戦されました

この度、山脇学園中学校様の「英語チャレンジクラス」の中学3年生84人が、インドのトップクラスの女子校との交流を通した「グローバル協働プログラム」に挑戦されました。
全11回の授業の中で「同年代の外国人生徒との協働プロジェクト」に取り組み、自己評価・他者評価での振り返りを行うことで、今後グローバルに活躍していく上で欠かせない多くの気付きを得ていただくことができました。

 

山脇学園中学校・高等学校様では、中学3年生で3つのチャレンジクラスの中から、生徒様自身がもっとも「挑戦したい」と思うクラスを選択されています。そのうちの1つである「英語チャレンジクラス」では、英語でアカデミックな学習を進められています。

今回、その「英語チャレンジクラス」の全員が、授業の中で、インドとの「グローバル協働プログラム」に挑戦されました。

 

このプログラムでは、グローバルセンスを有する同年代のインド人学生との協働作業という「真剣勝負」にチャレンジすることができます。協働作業の中では、ICTスキルと英語4技能をフルに活用しながら、グローバル環境でのリーダーシップ発揮に必要なグローバルスキルを磨いていくことになります。オンラインと動画の中長期の交流を通して、日本にいながら「セミグローバル環境」で力を磨いていけることが特徴です。
また、各自の「グローバル協働力」について、自己評価やインド人からの終了後のフィードバックを元に、客観的な視点で今後の成長のためのポイントを見つけることが可能です。

 

今回の交流相手となったのは、インドトップクラスの女子校であるSadhu Vaswani International School for Girlsです。
この学校は首都ニューデリーにあるトップクラスの女子一貫校で、インドの学校ランキング(女子校部門)でニューデリー2位、インド全土で4位にランクインしたこともある名門校です。元々弊社のプログラムをインドで採用して頂いているご縁で、今回マッチングをさせて頂きました。

 

山脇学園中学校の生徒様はiPadを使いこなし、グループワークも日頃から活発に行われています。また、英語チャレンジクラスには帰国子女など英語が堪能な方も多く在籍されています。そのような高い能力を持っていても、画面越しでの交流に最初は戸惑ってしまい、話すことをためらうような様子が見られました。

実はオンラインによるコミュニケーションは、リアルな対面でのコミュニケーションと比べて圧倒的に難易度が上がります。対面時に考えを伝える際に補助的かつ有効的に使うことのできるジェスチャーや文字、空気感などをそのまま伝えることができないからです。したがって、オンラインによる対話は、英語力だけでなく、ソフトウエアなども道具のように使いこなせるICT活用能力や、事前の準備、相手の特徴を短時間で把握してまとめていく力や気配りなどが必要になります

ポストコロナの社会では、オンラインでのミーティングが世界中で日常的に行われています。今回のプログラムを通して、そういったオンライン環境の中で自分の力を試す経験をして頂くことができました。

 

 

参加者の気付き

今回のプログラム終了後には、自己評価とインドのグループメンバーからの他者評価を元に、振り返りを行いました。

 

<他者評価が自己評価より良かった人>

理由として以下のような分析をしてくれている人が多くいました。恥ずかしさを捨てて積極的に話すことができた人は、インド側からも高い評価がついていた形でした。

 

  • 言わないのではなく間違っていても表現することで相手と話そうという気持ちが読み取れたのだと思う。
  • しっかりした英語で話せず、単語で話したり、文法もめちゃくちゃだったから自信がなかったけど、インド側から見てたくさん参加してくれていて嬉しかったと書いてあって、何とか話す姿勢が認められた感じがしてとても嬉しかったです。

 

<他者評価が自己評価よりも悪かった人>

しっかりとインドからの客観的な評価を受け止めて、これから伸びしろがある部分に自分で気付くことができていました

 

  • 緊張したり動揺してしまったりして積極的にいかなかったからだと思います。
  • 最初は自分の国の文化について話すことができると思っていたけど、自分の国についてあまり知らないことに気づきました。インドのことについて質問するだけはでなく、自分の国について基本的な知識を知ることが必要だと思いました。
  • 自分にとっては伝えられていたものでも、相手にとっては分かりにくくて伝わっていなかったからだと思う。

 

自分でこういった点に気付けたことで、「今後挑戦したいこと」として、以下のような前向きな言葉が並んでいました。

 

  • 「伝わらなかったらどうしよう」など考え過ぎないようにする。思ったことをどんどん話していくようにしたいと思います。
  • Don’t be shy! 恥ずかしがらずに自分の意見を伝えるようにしたいです。
  • 今回誰かに話を振られてからしか答えられなかったけど、今後は自分から進んで誰かに質問をしていけるようにしたいです。
  • 今後の目標は、聞いている人にわかりやすく伝えることです。
  • 他人を理解することを諦めず、自分の意見に自信を持ちたいです。
  • もっと自信を持って話したいし、日本についての知識を深めたいです。
  • お互いもっとコミュニケーションが取れるようにもっと相手のことを考えるようにしたい。
  • 次はリーダーシップをとって、チームをリードしたいです。

 

いずれも、これからグローバルに活躍していく時にとても大事なポイントです。

今回プログラムを通して文化の異なるインド人と一緒に一つのゴールに向かって取り組んだことで、積極的にコミュニケーションに挑戦して自信がついたり、今後に向けて更に伸びしろがある部分を知って頂くことができました。

今回の気付きを忘れずに、これから更に活躍していかれることを祈っています。

 

今回ご参加頂いた英語チャレンジクラスの皆様、ご協力頂いた山脇学園中学校・高等学校の先生方に御礼申し上げます。

 

 

Last Updated on 2024-02-17