【スタディツアー参加者の声:樋口 優治さん】ビジネスコンテストで受賞経験のある高校生がインドで感じた変化とは?

ビジネスプランコンテストで活躍中の高校生が、インドスタディツアーに参加してくれました。ツアーを通してどんな成長を感じたのか、インタビューさせて頂きました!

 

インドスタディツアー参加者の大阪明星学園 明星高等学校の樋口 優治さんへ、インタビューをさせて頂きました。

樋口さんの参加する明星高校のグループは、東海発の起業家育成プロジェクトであるTongaliの「アイデアピッチコンテスト2023」にて、Tongali賞と海外チャレンジ賞、オーディエンス賞を受賞されました。主に大学生や大学院生を対象にしたコンテストで、高校生が受賞という快挙を成し遂げられています。

 

そんな高校生がインドスタディツアーに参加し、

「一週間という短い期間でここまで変わることができました。3ヶ月のニュージーランド留学と同じくらい、インドの一週間は濃厚だったと感じました。」

と話してくれました。

どのような変化を感じたのか、詳しくインタビューさせて頂きました。

 

Q.まず、インドスタディーツアーに参加しようと決めた理由は何でしたか?
元々中3の時にNZ留学に参加したのがきっかけで、海外に行くことが好きになりました。その後に募集があった海外研修は全部参加してきており、去年の夏はカンボジアにも行きました。その中で今回インド研修の募集があり、ぜひ行ってみようと思って応募しました。

 

Q. 今回初めてのインドでしたが、行く前はどんなイメージを持っていましたか?

ホームステイができるということを聞いて、ワクワクしていました。ニュージーランドでも3ヶ月ホームステイでしたが、全然違うんだろうなとは思っていました。カンボジアはホテル宿泊だったので現地の同年代との交流があまりなく、インドで同年代と交流できるというのは楽しみでした。

 

Q.  実際インドに行ってみてどうでしたか?想像と違う部分もありましたか?

想像通りの部分もありましたが、それ以上に、インド人のハイテンションな感じに驚きました。インドの生徒達がバスの移動中ずっとスピーカーで大音量で音楽を流して踊っていて…(笑)

最初2日目くらいまでは正直馴染めなかったですが、3日目くらいから自分も混ざっていけるようになりました最終日は日本人も含めて全員が踊ってました(笑)

毎年家族で旅行に行くホテルは外国人が多くて、夜にダンスパーティーがあったりもします。今までは「あの人たちは何を考えているんだろう」と思ったりしていましたが、「なるほどね」と思って、帰国後に行った時は自分も少し入っていけるようになりました。

 

Q.  ホームステイはどうでしたか?

ホストファミリーは優しくて、家も大きいところで安心でした。家については、意外とニュージーランドの留学と差がなかったです。
僕の場合、ニュージーランドはホストマザー一人だけでこじんまりした感じでしたが、インドは両親と兄弟二人で色々な所に連れて行ってもらえて、もっとエキサイティングな感じでした。

 

Q きっと同年代の生徒とも話す機会は多かったですよね。どんな話をしましたか?

インド人の生徒たちは、一つ話すと10倍くらいになって返ってきました。日本人は1で話すと1でしか返さないですが、インド人はたくさん話してくれるので、盛り上がって楽しかったです。

日本についてのことや自分についてのことをたくさん聞いてくれたので、自分に興味を持ってくれているんだなと感じました。フレンドリーで、友達になろうとしてくれているのを感じました。反対に自分もくいついていく必要があったので、色々質問して頑張りました。

ニュージーランドでも多くの友達がインド系のニュージーランド人だったんですが、彼らはおとなしめだったので、「本場のインド人は勢いが違う」と思いました。

 

Q.今回のインドスタディツアーを通して、自分でどのような成長や変化を感じましたか?

今回インドのことを知れたらいいなと思って参加したので、まずは知らないインドという国を知るという目的は達成できました。

そして、インド人の勢いや陽気さに引っ張られて、「シャイになる自分をなくす」ということができました。これまでは所々で自分を出しきれていないと感じることがあったんですが、インドで勢いのある人まみれの中で生活して、自分も変わっていきました

実際にインドから帰ってきた後、外国人が道に迷っていた時に声をかけて助けてあげることができたんです。これまでだったら助けたいと思ってもシャイで迷ってなかなか一歩が踏み出せなかったと思うので、自分で変わったと思いました

実は「シャイになる自分をなくす」というのを3ヶ月のニュージーランド留学の目標にしていたんですが、ニュージーランドは大人しめの人が多かったので、少しずつ変化して行った感じでした。でも、インド人の勢いはすごかったので、一週間でも一気に変わったなと思います。

 

また、今回の研修に参加して日本の友達も増えました。今回の参加者の中に元々の友達はいなかったですが、インドに一緒に行っていろんなことを乗り越えていくうちにどんどん団結していって、先輩とも仲良くなれました。

 

Q.樋口さんはビジネスプランコンテストにも挑戦していますよね。何か今回のインドでの経験が参考になった部分はありましたか?

今回のピッチコンテストでは「海外チャレンジ賞」を受賞して、海外での実証実験としてインドのハイデラバードに2月に行くことになっています。そこで7分間の英語プレゼンをする予定です。テーマは「外来生物を食べて駆除しちゃおう」というもの。インドでどんな反応があるのか挑戦します。

スタディツアーでインドの現地の学校に行った時に、初日の朝礼で生徒数百人の前で自己紹介をしました。その時に司会をしていたインド人生徒が、体を使ったり抑揚を使ったりしながら、大人数の前でも堂々と話していました。あの話し方はプレゼンをする時の参考になりました。先生や大人ではなく、同年代のインド人がやっているというのがすごく刺激になりました。

 

Q .  今回の経験を今後や将来にどう生かしていきたいですか?

今回身につけた勢いを活かして、大学でも色々な国に留学に行きたいです。

将来の夢は歯医者さんで、その仕事の中でも海外に行く機会もあるかもしれないので、将来もインド経験を活かせるんじゃないかと思います。

 

Q.参加を迷っている高校生へ、メッセージをお願いします!

やっぱり何事も挑戦!行ってみないとわからない、やってみないとわからないということがあると思います。

とりあえずインドに飛び込んでみて、合わない人もいるかも知れませんが、それはそれでインドを知れたということになるはず。まずは迷ったらやってみるのが一番だと思います!

 

樋口さん、ありがとうございました!ハイデラバードでのプレゼンの成功、そしてこれからの更なるご活躍を応援しています!

(インタビュー:2024年2月)

Last Updated on 2024-02-05