オンラインから現地へ!インドとの交流で自分の殻を破った高校生の経験談(豊島岡女子学園高等学校 阿曽陽希さん)

世界のリーダーを続々輩出するインドへ社会的関心が高まる中、豊島岡女子学園様では、中学から高校まで、様々なプログラムを通してインドの女子校との交流を続けられています。(詳細はこちら

 

今回、中学生でオンラインの協働プログラムに参加し、更に高校生で現地へのスタディツアーへとステップアップしていった豊島岡女子学園の高校生に、インタビューをさせていただきました。

 

自分の殻を破り、自信を持ってキラキラと輝く表情を見せてくれるようになった彼女の、大きな変化の理由に迫ります!

 

  豊島岡女子学園高等学校 1年 阿曽 陽希さん

 

プロフィール>

中学2年生の時に、弊社がご提供する「日本・インドグローバル協働プログラム」で、初めて海外の同年代と英語を使った交流に挑戦。

そして高校1年生で、初めての海外渡航として、「インドスタディーツアー」に参加。インドの交流相手校を訪問し、ホームステイを行った他、インド工科大学への訪問や英語でのポスター発表にも挑戦しました。

 

<インタビュー>

ー 今回のインタビューは、阿曽さんの方から「先にオンラインのプログラムに参加してから、スタディツアーに参加できて良かったです!」と声をかけてくれたことがきっかけになりました。ありがとうございます。

 

そもそも、オンラインの「日本・インドグローバル協働プログラム」に参加してくれたのは、何がきっかけでしたか?

 

当時は中2で、あまり海外に関わった経験がありませんでした。外国人の先生からの授業は受けていましたが、海外の同年代と交流したことはなかったので、「せっかくならやってみよう!」と申し込みました。

 

- 実際参加してみて、どうでしたか?

 

インドの文化は日本との違いが多く、色々な話を聞けて面白かったです。

 

当時はまだ自分の英語力が高くなかったので、わからない単語が多くて焦ることも多かったです。ただ、聞き返したらインドの子達がゆっくり話してくれたりして、優しかったです。相手が先生ではなく同年代なので、聞き返しやすかったということもありました。

 

海外の友人ができたのは貴重な経験で、プログラムが終わった後も、グループのメンバーとは連絡を取っていました。

同年代のインドの子達が英語を流暢に話していたので、「自分も英語を頑張らなきゃ!」というモチベーションにもなりました。

 

※インドのトップクラスの私立校では幼少期から全科目を英語で勉強しているため、流暢な英語を話します。

 

 

- オンラインで交流をした後、実際に行ってみようと思ったきっかけは何でしたか?

 

元々中学3年生の頃から、高校1年で海外研修に行きたいと考えていました。冬に「インドスタディツアー」があることを知り、行ってみようと決めました。私にとっては初海外だったので、インドスタディツアーの一週間という長さも、初めて挑戦してみるにはちょうど良かったです。

 

中学の時にインドの同年代と交流していたので、インドは、イギリスやアメリカの海外研修と同じような選択肢の一つとして感じられ、他の子のように「え、インド?」とはなりませんでした。

何も知らないところに行くのではないという安心感や、インドに行って友達に会えることにワクワクした気持ちがありました。

 

インドへ行くことを決めた後、オンラインのプログラムの時の友達に連絡したら喜んでくれて、インドの学校で直接会うことができました。覚えていてくれて嬉しかったです。更に、私のホストファミリーは、偶然オンラインで交流していたグループメンバーの家庭でした!

 

- 先にオンラインで交流していたことで、安心してインドに行けたということですね。

それでも、実際にインドに到着し、学校を訪問する前は「やっていけるかな」と思ったという話もしていましたね。

 

日本で馴染みのない料理が多かったりと、心配になることも最初はありました。

その時にもしインドのことを何も知らなければ、そのまま「だめかも」という気持ちで一週間終わってしまったかもしれません。ただ、私の場合はインドで同年代が私たちと同じように学校に通って暮らしていることも知っていたので、「何とかなる」という気持ちになれました。

 

- インドの生徒達と会ってからは、阿曽さんも他の参加者の皆さんも、初日の不安が嘘のように笑顔で交流していましたね。最後は皆、涙を流して別れを惜しんでいました。

 

- ホストファミリーやバディは、現地でどんな存在でしたか?

 

ホストファミリーは、我が子のように可愛がってくれました。ホストマザーは私の英語がつたなくても理解しようとしてくれ、優しかったです。

また、私のバディは少し日本語を勉強していたので、英語でうまく言えない時に「日本語でも良いよ!」と気遣ってくれ、反対に「英語で頑張って伝えよう!」と思えました。

 

帰国した後もバディとは連絡を取っています。私が何気なく言ったことを覚えていて「テスト終わったね!」などと今でもインドから連絡をくれるのがとても嬉しいです。

 

私は今回、スタディツアーに参加した別の高校1年生と一緒にバディの家にホームステイをしましたが、困った時に相談ができる仲間がいることは心強かったです。その意味でも、初海外の私にとって安心な環境でした。

 

- 渡航に向けての目標宣言で、阿曽さんは、インドで「ウジウジせずに、自信を持って積極的になる」という目標を掲げていましたね。この目標は、インドで達成できましたか?

 

達成できたと思います!インドに行く前よりも積極的になれました。

 

インドでは、必ず質問をしようと事前に決めていました。日本だと聞きたいことがあっても遠慮してしまうことが多いからです。

最初に訪問したスタートアップ企業では勇気が出ませんでした。でも、その後のIIT(インド工科大学)訪問やポスター発表の時に、「ここでしなかったらずっと質問できない。質問してみよう!」と決めて、初対面の相手にも自分から質問ができました。質問したらしっかり答えてもらえて、嬉しかったです。

日本に帰ってきてから話す時も、余計なことを考えずに話せるようになりました。

 

- 素晴らしいですね!私たちが表情を見ていても、インドに行く前と帰ってきてからで、大きく変わったことが感じられました。

 

インドから帰ってきて、色々なことに、「意外とどうにかなる!いけるかもしれない!」と前向きに考えられるようになりました。

 

また、今回のスタディツアーでは、アカデミックな面でも刺激を受けました。

勉強は好きじゃないと言いつつ、やる時はスパッと切り替えるインドの子達を見て、普段の授業や色々な活動への向き合い方も変わりました。量ではなくやり方を考えたりするようになっています。

盛り上がる時は盛り上がり、やる時はしっかりやるインドの友達は、これからのお手本にしたいです。

そして、今後も海外やインドと関わっていきたいと思います。

 

 

- インドスタディツアーを終えて、今この経験談を話してくれる表情はキラキラと輝いているように感じられます。私たちもお手伝いができて嬉しいです。

 

- 興味はあるけれど、参加を迷っているという後輩へのメッセージはありますか?

 

まずオンラインの「グローバル協働プログラム」は、迷ったらとりあえずやってみることをおすすめします。実際に行くとなったら費用もかかりますが、オンラインは負担も少ないので、是非まずはやってみて欲しいです。

 

インドスタディツアーも、迷ったら絶対に参加するべきです!

一人で不安だったら、友達を誘って参加してみるのも良いと思います。実は、私は友達を2人誘って参加しました。スタディツアーから帰ってきた後、その2人から「誘ってくれてありがとう」と言ってもらえて、とても嬉しかったです。

 

どちらのプログラムも、英語はそんなに心配しなくても大丈夫です。

インド人は英語で勉強しているとはいえ、英語が第一言語ではないので、「ゆっくりでも大丈夫だよ」と優しく受け止めてもらえます。

 

もっと色々な人が、インドとのプログラムに参加してくれたら嬉しいです!

 

 

<グローバル教育委員会 主任 宇都宮貴代先生より>

グローバル教育委員会主任であり、今回インドスタディツアーを引率してくださった宇都宮先生にもコメントをいただきました。

 

「私も、阿曽さんのインドスタディツアー参加前と帰国後の表情が大きく違うと感じています。

インドで小さな成功体験を得て、それが自信になり、自分の軸になったのだと思います。

自分の軸や芯を作り、どのような環境でも「何とかできる」と自分で思える生徒を育てたいと考えており、その点で、今回一つの目標を叶えられたと考えています。」

 

阿曽さん、宇都宮先生、ありがとうございました。

今回身につけた積極性を自信に、これから阿曽さんが更に活躍していかれることを、弊社一同心より応援しております。

Last Updated on 2025-03-27