【豊島岡女子学園様】継続的なインドとの交流で、深い学びが実現

豊島岡女子学園中学校・高等学校様にて、昨年度に引き続き、2024年度もインドスタディツアーを実施して頂きました。

 本年はオンラインのプログラムやインドからの訪問受け入れ等、様々なプログラムが繋がった相乗効果で、より強い関係構築と、より深い学びに繋がりました

 

 このスタディツアーでは、2022年より交流を続けて頂いているインドの名門女子校を訪問し、学校での交流やホームステイ、インド最難関のインド工科大学(IIT)への訪問等を行っています。初年度の成功を受けて、今年は日程を1日延長し、スタートアップ企業への訪問等が加わってより充実した内容となりました。

 

 交流相手となるインドの私立女子校は、英語で全科目を学ぶ一貫校です。滞在中は、流暢な英語を話すインド人の同年代バディ生徒やホストファミリーとたっぷりと交流して頂きました。

 初めはインドに行くことやホームステイに不安があった人も多かったようですが、安心・安全なツアー内容、そして何より交流相手校生徒やホストファミリーの温かい歓迎に、そんな不安はすぐに吹き飛んだそうです。

 

 国は違えど女子校に通う同年代同士ということで、共通する感覚も多く、限られた期間とは思えないくらい仲良くなっていました。参加した方が「他の海外研修よりも圧倒的に、長く関係を築いていくことのできる友達がたくさんできます!」と語っていた程、ホストファミリーやバディと、帰国後も続く深い絆ができたようです。日本への出発の際には、皆涙を流して別れを惜しんでいました。

 

 

 滞在中は、インドが本場であるヨガの授業体験や、マーケットで買い物する際の「値切り交渉」、インド工科大学の教授からの特別講義、注目のスタートアップ起業家からの講演、そして宗教の重みや貧富の格差を感じる経験など、日本ではできない様々な経験を通して視野を大きく広げることができました。

 

 

 また、各自の探究テーマの英語でのポスター発表を行い、アカデミックな面からも、自分の力を試すことができました。インド人生徒の探究はプロトタイプを作って社会実装を目指しているものも多く、大きな刺激になったようです。

 

 

 限られた時間であっても、五感をフルに使って様々な経験をし、参加者の皆様はたくましく成長されました。帰国後の報告会では、話し足りず持ち時間を大幅にオーバーしてしまう方が多数出るほど、充実した時間になったようです。

 

継続的な交流により成長環境が実現

 インドでは日本のように「空気を読んで控えめにしておく」という姿勢はなく、普段の授業やIITでの講義でも積極的に手が挙がります。そんな積極性に刺激を受けて、自分の殻を破って挑戦した方々は、英語力に関わらず現地で大きな成長を見せてくれました。

 

 とはいえ、通常は現地滞在中に気持ちが盛り上がっても、日本へ帰国すると、つい元の自分に戻ってしまいがちです。

 

 そのような中、豊島岡女子学園様では、継続的にインドの女子校と交流する機会を持つことで、1回限りの刺激ではなく、継続的に成長していく環境を構築されています。中学1年生から高校2年生まで、様々な場面でインドの同年代と交流する機会があり、日本にいながらもインドを意識した「セミグローバル環境」を実現されています。

 

 中学生の有志向けの「日本・インドグローバル協働プログラム」(オンライン)では、「英語を使って、同年代と一緒に一つの目標に取り組む」経験をしていただくことができます。それまで英語を「勉強の科目」と捉えていた人も、「コミュニケーションツール」として捉え直し、グローバルな対話力を磨いて頂けています。2024年度は中学1年生から3年生まで60名の方が参加され、それぞれの成長を感じて頂けました。

 

 

 また、科学コンテストT-STEAM: Proにもインドの有志チームが参加したり、学年全員参加の形でプレゼンをし合う機会もあったりと、継続的に様々な形で交流する機会を作っていらっしゃいます。更に2024年度からは、インドの生徒達が日本に来日する形での交流も始まりました。

 

 本年度のスタディツアーでは、これまでオンラインや日本訪問で交流した相手がホストファミリーとなるケースも複数ありました。参加者の方からも「オンラインで先に交流してからスタディツアーに行くことができて良かった」との声があった通り、様々なプログラムが相互に繋がる形で、昨年以上に深い関係構築ができておりました。 

 高い意欲と能力を持つインドの生徒達との継続的な交流を通し、お互いに刺激をし合い、学び合いながら成長して頂けております。

 

参加者の方々の感想

今回のスタディツアーに参加された方々からのアンケート結果と、感想の一部をご紹介致します。

 

◆今回のスタディツアーに参加して良かったと感じますか?

→ 全員が「強くそう思う」「そう思う」と回答(ほとんどが「強くそう思うを選択)

◆今回の経験は、進学や自分の将来に役立つと感じますか?

→ 全員が「強くそう思う」「そう思う」と回答(ほとんどが「強くそう思うを選択)

<参加者の方の感想>

  • 今回のプログラムに参加して本当によかったです。最初はどのくらいウッタム(交流相手校)の子たちと仲良くなれるか心配でしたが、みんなとっても明るくて積極的で、シャイなんて言ってられないくらいグイグイと積極的に話しかけてきてくれたので、3日だけで打ち解けられました
  • 恐れずに飛び込む力を得られたと思います。インドの子は発言への意欲がとても高いので、それに感化された部分もあると思います。また、日本の起源やインドの宗教について(特にヒンドゥー教)興味を持つようになりました。今までの価値観を、よりグローバルなものにできたと思います。
  • 文化の違いという言葉には収まりきらないほどの驚きに出会ったツアーだった!またインドの子達と3日間でこんなに仲良くなれるなんて思ってもいなかった!インドでしか体験できないことがたくさんあった!!

 

◆このツアーを後輩にも勧めたいと思いますか?

→ 全員が「強くそう思う」と回答

おかげさまで全員が後輩に強く勧めたいと回答してくださいました。

後輩へのメッセージとしては、以下のような力強い言葉が並んでいました。

 

  • この機会を利用しないと一生知りえない視野がある!
  • 自分が変わる
  • 他の海外研修よりも圧倒的に、長く関係を築いていくことのできる友達がたくさんできます!

 

 弊社では引き続き、様々な形での両校の繋がりをサポートさせていただき、より多くの方にセミグローバル環境での成長の機会をお届けできるよう取り組んで参ります。

 この度はご参加いただき、ありがとうございました。

Last Updated on 2025-02-21