【導入事例】国際基督教大学高等学校様で「グローバル協働プログラム」を実施させて頂きました。

2023年8月、国際基督教大学高等学校様にて、有志の生徒様を対象に「グローバル協働プログラム」を実施させて頂きました。インドのトップクラスの私立校の生徒と、事前に動画で交流をした上で、日印合同チームでの協働ワークに取り組みました。

 

参加者の中には英語圏からの帰国生の方も、海外長期滞在経験はない方もおり、色々な英語レベルの方が参加をしてくれました。

海外経験に違いはあっても、インド人と話すのは全員が初めて。初めのオリエンテーションの時には少し緊張している様子も感じられました。特に英語力に自信がない方からは、「通じるのか不安」という声もありました。

 

それでも、実際にスタートしてみると、全員が自分の得意な部分を活かして日本の情報発信をしてくれ、積極的にインド人との協働ワークに取り組まれていました。そして最後には、全員が大事な気付きを得て、達成感のある笑顔でプログラムを終えていただけました。

 

参加者の感想

 

参加者からいただいた感想の一部をご紹介します。

 

  • 今までは、もっとしっかり話せるようにならないと交流は難しいのではないかと思っていましたが、自分の知っている単語だけでも十分伝えることが出来たので、もっと自信をもってたくさん自分から英語を使っていきたいと思いました。

英語に不安があった方は、その分事前に動画で色々な日本の様子を発信することで、「そんなものはインドにはない!面白そう!」と話が盛り上がったりしていました。こういった反応を通して、言語でのコミュニケーション以外にも、様々なコミュニケーション方法があるということを体感して頂けました。英語の面でも、上の感想の通り自信がついたそうです。

 

  • 私はオンライン英会話で英語を勉強していて、いつもは話すトピックを決めて会話をしていたのですが、今回は自分で話すことを決めて会話を続けない点が難しかったです。もっと英語を勉強して、質問する力をつけたいと思いました

「先生と生徒」という関係の授業やオンライン英会話レッスンとは異なり、今回の交流相手は対等な同年代の高校生です。そんな中で相手との対話を深めるためには、自分自身が伝えたいことを持っていたり、相手に興味を持って質問をしたりすることが欠かせません

今回のプログラムでは、単に英語をきれいな発音で話せる・聞けるという「会話」ではなく、相手と意見を交換しながら一緒に新しい考え方に繋げていく「対話」の難しさと面白さを実感していただくことができました。

 

また、今回は対話を深めるための思考法を事前に練習し、インド人とのグループワークで活かしていただきました。すぐに驚くほど上手く実践できていたチームもあり、テーマについて幅広い観点から深く話し合って、レベルの高い最終作品を作ってくれていました。ぜひ今後の対話の場面でも活かしてほしいです。

 

今回得た気付きを活かして、参加者の皆様がこれから更に活躍されていくことがとても楽しみです。今回の機会をくださった国際基督教大学高等学校の先生方、参加者の皆様、ありがとうございました。

Last Updated on 2023-09-22